かたりのか〜にばる

読書記録を中心に綴っています。

蒲団の香り

干した布団の匂いを「お日様の香り」という人がいる。 僕はどうしてもホコリっぽくて好きになれない。 彼の場合はというと、涙するほどだったようだ。 匂いや香りは人の記憶を鮮明に蘇らせる。街ですれ違った女性からほのかに香る香水が昔の恋人を思い起こさ…

好きな作家

お題「好きな作家」 最後の記事から、論文を書き始めてしまった(いや、書き直しを始めたというのが正しいか)のと、まだこのブログに慣れていないこともあって、ちょっと横道外れてみようと思う。 少しいじっていたら「お題」なるものが出てきた笑。まぁ、…

法廷は演じる場

しばらくは個人的に知ってるけど、じっくりと読んだことないシリーズ。(前回も同じ) 『ソクラテスの弁明』The Aplogy of Socrates ここで書きたいことは「裁判」「神」 についての2点かな。 この本はタイトル通りソクラテスの弁明が語られているものだが、…

地図のある本

前置きとして、真面目な解説や分析は多くの方々がやっていらっしゃることなので、はここでは自由に思ったこをつらつらと書いていくつもりです。 さて今日は、言わずとも知れたミハエル・バフチンによる『ドストエフスキーの詩学』。 しかも今日は中身には触れ…

祝・開設

はじめまして。 アメリカ文化・文学を中心に研究しているケイと申します。 ここでは読んだ書籍などを記録していこうと思っています。 記録し始めるのはおそらく2月になってからだと思いますが、どうぞよろしくお願いします。